同窓会会長挨拶
ルーサランの会会長
第5期卒業
小林 賢太郎
浦和ルーテル学院卒業生の皆様へ
浦和ルーテル学院を卒業された皆様、学校、社会に出られてご活躍のことと思います。
2016年は学院にとって記念すべき年となりました、浦和美園校舎移転後、丸1年たちそこで教育を受けた生徒が卒業しました。ルーテル学院の歴史に新しいページが刻まれました。
ルーテル学院に新しい校舎が出来ました。聖書マタイ伝9章17節に「だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れはしない。もしそんなことをしたら、その革袋は張り裂け、酒は流れ出るし、革袋も無駄になる」
このように、新しい入れ物が出来たとき、新しい教育法が必要となってきます。
それを探してきて、今学院は、新しい教育を目指しています、それは「ギフト」といわれるものです。子供が持っている才能を見つけて、大きく育てる教育です、いままでもそのようなことは行われていました、しかし言葉として明確に表されてはいませんでした、学院における様々な体験、山の上学校、部活動、校外学習、海外研修、ボランティア活動を通して得られる体験を自己の体内に保持し、未知の体験に対して適切な対応が出来る、人を育てていくものです。
その体験は、学院を卒業して、学校、社会に出たとき、いきなり未経験のものに出会いそれに対応する場合必ず役立つと思います。いま卒業生は世界中で活躍していますが、ルーテル学院での体験がその活躍に役立っていると思います。 社会の環境は刻々変化していますが、その変化に対応出来る、自己を作ることは様々な体験を通してのみ得られることと思います。
今、新しい校舎にいますと、浦和美園の周りの木々を通して爽やかな風吹いてきます。この風を神の恵みと感じて、勉学、遊びに励むことは、素晴らしいことと思います。
私が学院に在籍している昭和の時代、学院の周りは竹林や畑が多く、駒場より北浦和駅に歩いて帰ることもありました、その時代の駒場校舎の自然環境が浦和美園校舎に大変よく似ております。
卒業生の方々一度、浦和美園校舎に遊びに来ていただきたいと思います。周りの自然が作る爽やかな風を感じていただきたいと存じます。
2016年6月21日
ルーサランの会 会長 小林 賢太郎
浦和ルーテル学院 理事長挨拶
ルーサランの会顧問
学校法人浦和ルーテル学院 理事長
東海林 敏雄
卒業生の皆様こんにちは。中々お目に掛かる機会がなくて、大変ご無沙汰をして申し訳なく思っております。
風の便りに、皆さんが立派に成長され社会に貢献されておられるニュースが耳に入ってきますと、高校時代の顔が懐かしく、またうれしくてお会いしたい気持ちがわいて参ります。
私も学院には長くかかわり、八十歳になっても理事長として、神様に生かされておる事は、感謝そのものであり有難く思っておる次第です。
学院も六十三年の歴史を刻んで参りました。皆さんの学院に対する愛情を思い、そして多大なご支援により大きく成長すべく、美園の地に移転して参りました。
一九五三年、浦和駒場の地に四人の児童を迎え開校し、児童・生徒・教職員、そして保護者の方々の温かい手づくりの学院です。これからも皆さんの若い力で学院を盛り上げていってもらいたいと思います。ぜひルーサランの力が必要です。
よろしくお願い申し上げ、新しい学院でお会いすることを楽しみにいたしております。
浦和ルーテル学院 校長挨拶
ルーサランの会名誉会長
浦和ルーテル学院 小・中・高等学校長
福島 宏政
2015年4月藤倉前校長から引き継ぎまして、浦和ルーテル学院小中高等学校校長に就任いたしました。学院に奉職して35年になります。その間、小学校6年から高校3年までの学級担任及び美術科教師として勤務してきました。ここ10年ほどは中等部長、初等部長、教頭などを務めさせていただきました。
ちょうど学院が浦和美園に移転し、新しいスタートを切ったこのタイミングで校長職を拝命いたしましたことに責任の重大さをひしひしと感じています。学院は今後も建学の精神である「神と人とを愛する人間 神と人とに愛される人間」をモットーに、4つの特色(12年一貫教育、きめ細かな少人数教育、キリスト教教育、英語と国際教育)を堅持して、さらなる発展を期していきたいと思います。
私の校長としての抱負は、聖書の御言葉で言えば次の二つです。
「喜ぶ人とともに喜び、泣く人とともに泣きなさい」
(ローマの信徒への手紙12章15節)
神さまの愛を身近に感じ、同じようにまわりの人と愛情を持って接することが出来る人、感謝と思いやりを忘れない心豊かな人間を育てることが願いです。
「惜しまず豊かに蒔く人は、刈り入れも豊かなのです」
(コリントの信徒への手紙Ⅱ、9章6節)
人の命も才能も神さまからの贈り物(ギフト)です。この贈り物(ギフト)を見い出し、伸ばし、世界に貢献できる人間を育てることがもう一つの願いです。頭も心も体も一所懸命努力する子どもに育ってほしいと願っています。
神さまから与えられたギフトを次はまわりの人にギフトとして与えていく。まわりの人を幸せにすることで、自分も幸せになる。そのような幸福が循環する世界実現を目標に、ともに歩んでいきましょう。